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昭和23年(1948年)に、第一回塩竈みなと祭りが開催されました。今年、記念すべき第50回塩竈みなと祭りが、この8月4、5日に開かれます。
みなと祭りのメーン・イベントは神輿の海上渡御です。私が中学生のころ、みなと祭り(第15回前後)を、よく友達と一緒に家の動力船に乗って、御座船「鳳鳳丸」の海上渡御を見に行きました。社会世相の色彩が少ながった当時、極彩色の絢燗豪華なみなと祭りは、子供の目を楽しませるに余りある祭りでした。
松島湾内の海苔の養殖が盛んだったころ、浜々から繰り出した多くの奉迎船、御座船を奉持する供奉船は、漁協が御奉仕し、我が家の丸廣丸が供奉第一番船を務めた記憶が、いまだ鮮明に覚えております。
省み、比べて今のみなと祭り、言わせてもらうにこれで良いのか。毎年「大本営」の発表する今年も祭りは大盛況のうちに幕を閉じて、シャンシャン。祭りが終わり、一部慰労会だけして、祭りについての十分な反省もしない。それで、来年の祭りの準備。塩竈みなと祭り、憂う市民は私だけでしょうか。
50年、長かったけど一つ節目として、ここで塩竃みなと祭り全てについて、見直し検討してみてはいかがでしょうか。意義・目的(目標)・時期・資金・組織・観光・経済と検討課題は多く、多岐にわたっております。
例えば、時期については7月10日から8月5日に変わった経緯は承知しております。この35年間に社会状況、気象状況は大きく変化しました。私は、7月20日の「海の日」を塩竈みなと祭りにして、全国にある夏祭りの先陣とする。
8月5日は、県内数ある夏祭りの狭間になり、塩竈みなと祭りをアピールするインパクトが弱く、前夜祭の花火大会も同じと考えます。花火大会は、みなと祭りから切り離し、思い切って1月元旦にしてはいかがでしょうか。一部、元旦午前零時と明け方4時ころからの花火、冬の夜空に美しく映えることでしょう。
陸上のイベントは、フィナーレの「よしこの塩竈」は良いとして、もっと海上のイベントを充実してはいかがでしょうか。商港埠頭、魚市場岸壁とギャラリーを収容するスペースは広く十分であり、海上をステージとして活用する。市民祭り的な感覚、否定はしません。もちろん大切です。
しかし、ここ塩釜は奥州一の宮の地であり、重要港湾を有する塩釜です。市民にとどまらず、県内外からも呼べるスケールの大きい迫力のあるみなと祭りに育てられないものなのか。
博多山笠、岸和田のだんじりなど、西には男気を呼ぶ豪快な祭りが多く見受けられます。景気悪からず、景気に活を入れるくらいの雄大な「塩竈みなと祭り」に、更なる発展を強く望みます。 |
文:シーフーズあかま代表取締役社長 赤間廣志
※1997年8月 月刊しおがま倶楽部 「侃々諤々」掲載 |
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